「弁償してもらえるの?クリーニングでトラブル」の巻き
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クリーニングから戻ってきた衣類が変色してしまった、シミができていた、などの事故(トラブル)が少なくありません。
事故の原因は特定するのが困難な場合も多く、解決が難しいと言えます。

事例
白い上着をクリーニングに出したら薄汚れたような色に変色してしまった。
同じものを購入できる金額を弁償してほしい。

アドバイス
クリーニング店が取扱表示の確認をしなかったり、消費者へ必要な聞き取りを怠ったりなど職務上相当な注意を払わず業務の中で事故(異変)を生じた場合や衣類を紛失した場合、クリーニング業界の自主基準「クリーニング事故賠償基準」に沿って賠償を求めることができます。「Sマーク」(下記参照)と「LDマーク」(下記参照)を掲げているクリーニング店では、この基準によって事故の対応を行っています。
これらのマークがないクリーニング店でも、この基準に沿った解決をしてもらうよう交渉してみましょう。

クリーニング事故賠償基準の補償内容
- 賠償額は原則、物品の再購入価格を基準として、購入時からの経過月数により算出します。(購入から時間が経っていると購入金額全額の補償は受けられません)
- クリーニングした品物を紛失したり、購入代金のわからない場合はドライクリーニングならクリーニング代金の40倍、ランドリーなら20倍の額が補償されます。
(注意)ただし、消費者がクリーニングした物を受取って6ヶ月を経過した後や預けて1年間受取りに行かずに経過したときは賠償を求められなくなります。

消費者が気をつけること
クリーニングでも落ちない汚れはあります。また、クリーニング後の保管に問題があると、変色の原因になることがあります。
- クリーニングに出す際は、店頭で自らシミなどの箇所をチェックし、シミの原因などの情報を店へ伝えましょう。
- 返ってきた物は、すぐに袋から取り出し、事故がないか確認しましょう。
袋に入れたままは変色の原因になります。また、風通しをすることによって石油系洗剤での化学やけどを防げます。 - 事故が発生したら、すぐに店に連絡しましょう。

Sマーク

県の生活衛生営業指導センターの登録店

LDマーク

県のクリーニング生活衛生同業組合加盟店

参考
「くらしの豆知識’06」 国民生活センター発行
お問い合わせ
富里市役所経済環境部商工観光課
電話: (商工振興班/観光推進班/観光施設班)0476-93-4942 (消費生活センター)0476-93-5348 ファクス: 0476-93-2101
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