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あしあと

    京璨退歩の書

    • [更新日:]
    • ID:12063

    市指定有形文化財【美術工芸品】

    京璨退歩の書(きょうざんたいほのしょ)

    京璨退歩の書

    中沢593-1

    大中京璨和尚は「退歩」とも号し、中沢昌福寺の21世の住職を務め、明治4年にこの地で没しました。また、寺子屋を開き、近隣の子どもたちに読み書きを教えていたことが分かっています。

    それ以前については、京都の宇治にある興聖寺の関浪磨甎【かんろうません】に侍し、その法を嗣いだと言われ、武蔵国大宮(現埼玉県さいたま市)の東光寺28世となりました。この時に「住持無学に付、学者不可入。寺貧乏に付、盗人不可入。」と大書して寺の門に貼っていたという逸話が残されています。この前半の「住職は無学なので、学者入るべからず。」については、帝国大学(現東京大学)印度哲学科の最初の講師となった原坦山を、栴檀林【せんだんりん】(現駒沢大学)において論破したことから、学者の訪問が引きも切らずあったことに嫌気が差して書かれたものであると言われています。

    この京璨和尚の手による書が纏まって残されていたことから、江戸時代末期から明治初頭における地域の教育を担った人物として、また、当時の優れた知識人としての功績を末永く後世に伝えるために、富里市の指定文化財に指定しました。

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    富里市役所教育部生涯学習課

    電話: (中央公民館) 0476-92-1211 (社会教育班)0476-92-1211 (文化資源活用班) 0476-93-7641 (スポーツ振興班) 0476-92-1598 ファクス: (中央公民館/社会教育班/文化資源活用班) 0476-91-1020 (スポーツ振興班) 0476-93-9640

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