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あしあと

    中沢麦つき踊り

    • [更新日:]
    • ID:1180

    市指定民俗文化財【無形民俗文化財】

    中沢麦つき踊り(なかざわむぎつきおどり)

    【写真】中沢麦つき踊り

    富里市新中沢232(中沢稲荷神社)

    国道409号線を八街市に向かい、富里第一小学校前の坂を下りきった所の信号を左折して直進し、「昌福寺(しょうふくじ)」を過ぎた右側に、高崎川(たかさきがわ)を渡る橋があります。この橋を渡り、やや上り坂になった左側にある「宮門商店(みやかどしょうてん)」を奥に進むと、「中沢麦つき踊り」の行われる稲荷神社があります。

    この踊りがいつごろから踊られるようになったかは、記録に残っているものがなく、その始まりについては定かではありません。

    もともとは農作業中に歌われた作業歌で、歌詞はその場の雰囲気で即興的に作られ口ずさんでいたものでした。この労働歌に踊りが加わったものが麦つき踊りであると言われています。

    現在、「中沢麦つき踊り保存会」により継承されているこの踊りは、神社の祝日の10月17日に、早朝から準備が進められ、神事である「湯立」が拝殿前で執り行われた後に奉納行事として行われています。

    湯立神事を行った釜の回りに円を描くように並んだ踊り手は、麦をつく動きを取り入れた踊りを時計回りにまわりながら歌に合わせて踊ります。

    現在では、カセットテープに録音した歌に合わせて踊っていますが、踊りが始められたころは祭りが夜に行われていたので、歌詞が即興で作られ踊りはいつ果てるともなく延々と続けられていたようです。

    歌の内容は、農作業のつらさなどを題材にしたものが多い中に、時には男女の仲などを歌ったものもあり、農作業のつらさを明るく笑い飛ばす農民のパワーが宿っているように感じられます。娯楽の多い現代にあっても、祭りになれば心がウキウキしてくるものです。ましてや、娯楽の少ない時代の年に一度の祭りは、盛大に行われたであろうことが想像されます。

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    富里市役所教育部生涯学習課

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