令和5年度市民活動支援補助金実績報告

旧岩崎家末廣別邸の北側の谷津を対象に、谷津・斜面林の環境整備を実施し、動植物の生態系等調査ほかに協力する場を提供できた。

おしどりの里及び中沢城址は、希少な動植物が多く見られる場へと変貌してきており、子どもたちの原体験の場ともなってきている。Stage1、2の整備事業の結果、当地を訪れる高齢者、子どもたちが増加、また福祉介護施設等の方々の活用も増加した。加えて近年の土城ブームで遠方から来られる方も増加している。
視点を変えたところでは、環境保全、防災・減災面での活用法で環境省等官公庁の視察も増加。これらの意見もふまえ、今までの整備状況を補完・見直し、誰でも楽しさを安全に享受できるようにするとともに、希少動植物、史跡の保全保護、生態系を活用した防災・減災の里山整備を進める。

里山内の通路の安全性が向上、散策が容易になってきた。また、周辺景観も整ってきた。
・イベントや野外療育等に活用したいという団体が増加
・関連団体との連携で富里谷津ウォーク2023を開催
・内閣府、環境省、国交省他研究機関等の視察が増加
・富里市の環境保全に対する対応が評価されてきた
・文化財研究者等、城に興味を持つ方の訪問が微増
・市内外、年齢を問わず、産官学民含め活動に興味を持った関係・交流人員の増加が見られた

昨年開催した「とみさと子どもフェスタ2022」参加者の声を基に、今年度も市内のボランティア団体それぞれの特色を活かし、だれでも気軽に親子で幼少期の思い出作り、わくわく体験を提供する。

各種イベントが通常開催される中、新型コロナウイルス感染症等の心配はあったが、フェスタ当日は天候にも恵まれ、予想以上に多くの親子連れが訪れた。
子どもたちはさまざまな屋外イベントを楽しんでおり、故郷の思い出の1ページとなる体験の場を提供することができた。