子宮頸がんとは、ほとんどがHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスが原因で発症するがんです。女性の約80%が一生に一度は感染するといわれ、免疫力の低下などにより、感染が長期化すると子宮頸がんに進む可能性があります。
子宮頸がん予防ワクチンは、10代前半で接種することが効果的とされ、3回の接種で免疫を十分得ることができます。なお、この予防接種は新たなウィルスの感染を防ぐものでその効果は約70%程度といわれていますが、すでに感染しているHPVを排除したり、がんを治したりする効果はありません。子宮頸がんの早期発見には、20歳になったら子宮頸がん検診を定期的に受診することが重要です。
12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間にある人
接種回数:3回
2価:1月以上の間隔をおいて2回以上接種した後、1回目の接種から5月以上、かつ2回目の接種から2月半以上あけて接種してください。
4価:1月以上の間隔をおいて2回接種した後、3月以上あけて接種してくだい。
平成25年6月より積極的勧奨を控えています。
詳しくは、市ホームページ「子宮頸がん予防ワクチンの積極的勧奨差し控えについて」をご覧ください。
・ワクチン接種後に見られる主な副反応として、発熱や接種した部位の痛み・腫れ、注射の痛み・恐怖・興奮などをきっかけとした失神があります。
・まれにアナフィラキシー(呼吸困難、じん麻疹などの重いアレルギー症状)やギラン・バレー症候群(両手足の力の入りにくさなどの症状とする末梢神経の病気)、急性散在性脳脊髄炎(頭痛、嘔吐、意識の低下などを症状とする脳などの神経の病気)等がみられることがあります。