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あしあと

    45日間の足跡と次のフェーズへ向けて ー自分からを意識して 自〇自〇ー[令和8年9月1日]

    • [更新日:]
    • ID:17658

    メッセージ

    学校を離れ、チャイムや時間割のないこの45日間で、自信をもって誰かに話せる成果を残すことができたでしょうか。夏休みが終わってしまって、寂しいなと感じている人もいるでしょう。友達に会えるのを楽しみにしていた人もいるでしょう。新学期に向けて新たな目標を立てた人もいることでしょう。夏休みの終了によって、皆さんは大きな一(ひと)区切りを迎えますが、こうした大きな一区切りの後は、必ず振り返りをしてください。振り返ることで、成果の確認や反省、次への意気込みにつながります。できればそれを記録として残しておくことも大切であると思います。学習の記録や目標の進み具合といったものだけでなく、どんなささいなことでもかまいません。「今日初めて〇〇を食べて〇〇だった」「〇〇をして、おうちの人に叱られた」など、初めて体験した感想が次への体験につながったり、叱られた経験を活かし、これからの行動につなげたりと、未来への基礎になります。また、記録や日記を残すことで、小さな小さな自分の歴史、プチ自分史として、後々(のちのち)自分の成長を振り返ることができますね。

    さて、富里市教育委員会では、「確かな学力を育むこと」を目的とし、市内全小中学校で「基礎基本となる学習」に取り組むこととしており、その一方策として、毎年、夏季休業中に小学生を対象とした学習会(きょうざん塾)を開催しています。今年度も、それぞれの小学校を会場として、延べ662名の小学生が参加しました。主催は富里市教育委員会ですが、運営の主体は、市民団体の「きょうざん会」さんにお願いをしています。そして、なによりも運営上、大きな力添えをくださったのが、先生ボランティアとして参加いただいた、多くの中高生の皆さんでした。延べ人数にして305名もの中高生に、学習支援をしていただきました。小学生2、3人に対して、1人の先生ボランティアがついてくださったことにより、手厚い学習支援ができました。何より、小学生に向ける、先生ボランティアの皆さんの柔らかな表情がとても印象に残っています。なかには大学受験を控え、受験準備に忙しい方もいましたが、「出身校なので、何か役に立てたらと思い参加しました」「子どもたちと接し、こちらが元気をもらえました」「教えることの難しさと同時に楽しさを知ることができました」「教えることを通して、自分自身、気づきを得ることができ、成長できた気がしました」とたいへん嬉しい感想をいただきました。きょうざん会の皆様や先生ボランティアの皆様にこの場を借りて厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

    ボランティア

    ボランティアは、誰かに強制されたり、義務で行ったりするものではありません。厚生労働省によると、明確に定義するのは難しいとしながらも、「一般的には、自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為」と位置付けられています。また、活動の性格として、「自主性・社会性・無償性」の3つが挙げられています。このなかには、自分に関わる、「自発的」「自主性」という言葉が出てきます。自発的は、「自分から働きかける。物事を自分から進んで行う」ということで、自主性は、「誰かの指示がなくても、また他に頼らず自分の力で、やるべきことに対して自ら行動を起こすこと」です。どちらも似たような意味ですが、求められる前に、自ら考え、課題を見つけて取り組む、さらに、自分がやりたいと思うからやる、必要だと思うからやるという強い意志も感じられます。こうした考えは、自らを成長させていくことにつながると思います。そういう意味でもボランティア活動は、自分を成長させる取り組みといえるでしょう。

    「自発」「自主」以外でも、「自分が」「自分で」「自分から」という意味をもつ熟語がたくさんあります。「自立」「自炊」「自活」などです。また、「自〇自〇」のように、「自」を2つ使った四字熟語も多くあります。よく目にするのは、「自由自在」「自給自足」「自分自身」などでしょう。校訓などでよく使われる四字熟語として「自主自律」や「自調自考」などが挙げられます。
    このほかにも多くありますので、見つけてみましょう。

    結びに、「自〇自〇」だけでなく、自分のこれからの生き方を示してくれる四字熟語もきっとあるはずです。「公明正大」「質実剛健」「不言実行」等、数多く存在する四字熟語のなかから自分に合ったものを見つけ出し、座右の銘(ざゆうのめい)にすることで、自分の行動や判断の基準となったり、生活や行動への自信や活力となったりするでしょう。


    ※難しい熟語やことばを使いました。ぜひ、意味を調べてください。


    令和8年9月

    富里市教育委員会教育長 大澤 昌宏

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