「富里市男女共同参画計画(第2次)(改訂版)」の策定から5年が経過し、社会情勢の変化やこれまでの取組を踏まえ、「富里市男女共同参画計画(第3次)」を策定しました。「男女」にとどまらず、年齢も、国籍も、性的指向・性自認に関すること等も含め、幅広く多様な人々を包摂し、全ての人が幸せを感じられる社会の実現に向けた取組を進めます。

この計画は、「男女共同参画社会基本法」の規定に基づく基本計画、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」の規定に基づく推進計画、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」の規定に基づくDV基本計画として位置付けます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

令和5年度から令和9年度までの5年間とします。

「一人ひとりを認め合い、支え合う、元気なまちとみさと」を基本理念とし、性別にかかわらず一人ひとりを認め、それぞれがその個性と能力を十分に発揮し、お互いを支え合っていく社会の実現を目指します。

基本理念の実現を目指して、次の3点を基本方針とします。

1. 一人ひとりの人権を尊重する基盤をつくる
   一人ひとりが個性や能力を発揮しながら自分らしく生きていけるよう、固定的な性別役割分担意識や無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)を解消し、多様な生き方を選択でき、お互いを尊重し認め合う意識づくり、教育・学習等の基盤をつくります。
2. あらゆる分野で一人ひとりが活躍できる環境をつくる
   一人ひとりが仕事と生活の調和がとれ、その能力を十分に発揮し、安心して働くことができる環境の整備に努めます。また、社会のあらゆる分野で女性が意思決定・方針決定過程へ参画できるように環境整備を進めます。
3. だれもが安全・安心に暮らせる社会
   あらゆる暴力をしない、させない社会に向けた啓発を進めるとともに、相談体制の整備と自立支援等の対策を進めます。また、だれもが、生涯を通じて健康で安全・安心に暮らせる環境整備を進めます。