肺炎球菌は主に気道の分泌物に含まれる細菌で、唾液などを通して飛沫感染し、気管支炎や肺炎、敗血症などの重い合併症を引き起こすことがあります。
肺炎はわが国の死亡原因の上位に入っており、日常的に生じる成人の肺炎のうち、4分の1から3分の1は肺炎球菌が原因と考えられています。

平成26年10月1日から高齢者肺炎球菌接種が定期接種に追加され、65歳のほか70歳から100歳までの5歳刻みの未受診者の方を対象者とし、経過措置として実施してきました。この経過措置は令和6年3月末で終了し、令和6年4月から次のように変更となりました。

• これまでに、23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(ニューモバックス)の接種を1度も受けたことがない方
• 接種日当日、満65歳の方(65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日まで)
• 接種日当日、60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に身辺の日常生活が極度に制限される程度の障害(手帳1級相当)や、免疫不全により日常生活活動がほとんど不可能で医師が必要と認めた方

• 令和6年度定期接種対象者の方は、間違い接種を防ぐため、誕生月の翌月に予診票を送付します。予診票の到着後、直接医療機関に予約の上、接種してください。昭和34年4月生まれの方は、5月中旬に発送します。

• 23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(ニューモバックス)を使用し1回接種

• 令和6年度の対象となる方は、66歳の誕生日の前日までに接種してください。

• 自己負担額5,000円
• 過去に一度でも23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(ニューモバックス)を接種したことがある方は対象となりませんのでご注意ください。
• 生活保護世帯の方は、生活保護受給証明書を医療機関に提出する必要があります。
  ※事前に生活支援課に申請し、医療機関へ持参してください。

(五十音順)

※東葉クリニックエアポートでも予防接種は受けられますが、対象は「透析通院患者」のみ受け付けます。

※千葉県内の契約医療機関でも接種することができます。詳しくは、医療機関に問い合わせてください。