あまり水道を利用していないのに（4㎥）、6，300円の請求がきた。他でこんなに高いところはない。水道料金の改定はできないのか。

水道事業の経営は、法律により「事業に必要な経費は、その経営に伴う収入をもって充てること。」と定められていることから、独立採算性を採っており、水道事業の経営は、主に利用者の皆さんからお支払いいただく水道料金でまかなわれています。　本市の水道料金は、基本料金（1か月2,100円）と従量料金で構成されています。基本料金は、使用水量10㎥まで、お使いの水量に関係なく、毎月定額（請求は2か月分）をお支払いいただくもので、お使いのメーターの口径ごとに1か月当たりの金額が設定されています。この基本水量10㎥は、公衆衛生上の観点から生活上必要な一定程度の水量として設定しているものです。また、従量料金は、10㎥を超える使用水量に応じてお支払いいただくもので、お使いの水量ごとに1㎥当たりの単価が設定されています。

本市は、自己水源が少ないため、印旛広域水道から多くの水を購入しています。その経費が高いことが要因の一つとなり、水道料金は近隣と比較し高い状況となっておりますが、安全・安心な水道水を安定的に供給していくためには、将来にわたり健全な水道事業運営が可能となるよう収入を確保する必要があります。現在の水道料金は、このようなことを踏まえ、議会の議決をいただき、条例で定められたものです。節水型社会の進展などによる水需要の減少、水道施設の老朽化による維持管理費の増加等、水道事業は年々厳しい財政状況にありますが、可能な限り現在の水道料金を維持するため、今後もより一層の経営努力をしてまいりますので、御理解と御協力をいただきますようお願いいたします。