これまでのさとバスはバス車両2台を使用して、利用者がいてもいなくても、決められたルートを決められた時刻に従って循環する運行でした。これに対し、デマンド交通は利用者がいなければ運行はしません。したがって利用者がデマンド交通を利用する際には電話による予約が必要になります。
この予約に応じて運行する体系をデマンド交通と呼んでいます。

デマンド交通にはさまざまなタイプがございますが、本市のデマンド交通の特徴は一定の運行ルート、ダイヤ、乗降ポイントを設けて運行することです。
各乗降ポイントにはダイヤが設定されていますので、利用する際には希望する乗降ポイントとダイヤをご予約ください。運行事業者がご予約いただいた内容に合わせてお迎えに参ります。

運行ルートは「根木名ルート」、「十倉ルート」、「高松ルート」の3ルートがあり、根木名ルートは富里バスターミナルと市役所を結ぶ往復運行、十倉・高松ルートは富里バスターミナルと八街駅を結ぶ往復運行となっております。車両はセダンタイプの普通乗用車を使用し、同じ時間帯で複数人の利用者がいた場合は乗合運行となります。また、基本的な運行ルートを定めておりますが、全ての乗客が乗車した後の各乗降ポイントまでの移動は道路事情等により必ずしも基本的な運行ルートを通過しなくてもよいこととなっております。

デマンド交通は予約に応じた運行であることから、一般のタクシーと混同されますが、乗合運行であったり、運行ルートとダイヤを定めた運行など一般のタクシーとは全く別の交通体系となります。
この度実施しますデマンド交通は市民アンケートでも要望の上位であった、行きたい時間に行きたい場所に運行することに主眼を置き、富里バスターミナルや八街駅などにルートを拡大しました。また、各ルート1日12便の運行でこれまでよりも大幅に増便しております。