皆様、明けましておめでとうございます。

今年は、甲辰(きのえたつ)の年であります。甲は十干(じっかん)のはじまりであり、物事の始まりであるとのことです。
また、辰は昇り龍など、勢いよく活気に溢れた様子を意味するということで、「新しいことに挑戦し成功を収める」、「準備していたことが形になる」など、縁起の良い年と言われております。

一方で、新年から能登半島地震や飛行機事故など、悲しい出来事が続きました。お亡くなりになられました方々にお悔やみ申し上げるとともに、被災されました皆様には、一刻も早い復旧が進みますように願っております。

変化の著しい昨今、予測不可能な時代と言われ久しいのですが、未来を予測することは難しいことであります。今後も、何が、いつ、どこで起こるかわかりません。ましてや今の子どもたちが大人になる頃は、もっともっと難しくなってくるのではないでしょうか。

予測できない未来において直面するさまざまな課題に対峙し、文部科学省が言っている「生きる力」を身に付けさせることが、我々大人に求められているのではないでしょうか。
我々大人がしっかりと子どもたちをリスペクトし、個々に向き合い、子どもたちが安心して学校生活を楽しんで、学ぶ喜びを見出せるようにしなくてはならないと考えております。
保護者の皆様にも、子どもたちをしっかりと見守っていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

令和6年1月

富里市教育委員会教育長　吉野光好