ついこの間、新年度が始まったかと思ったら、もうすぐ学校は長い夏休みに入ろうとしております。
新型コロナウイルス感染症もインフルエンザ同様の5類に分類替えされ、基本的には児童生徒や教職員にマスクの着用は求めないこととなりました。学校もさまざまな制約が緩和され、子どもたちの元気な姿が戻ってきたように感じており、私としてもホッとしているところであります。

先月は富里市あげての「富里スイカロードレース大会」が4年ぶりに開催されました。
参加ランナーは高温にも負けず、一所懸命に走り、普段の練習の成果を出し切ったのではないでしょうか。名物の給スイカ所では、ランナーの皆さんが満面の笑顔でスイカを頬張っている姿が見られ、この大会の目的の一つであるスイカのPRもできたのではないでしょうか。

また、市内小中学校にも、参加ランナーへのおもてなしということで、応援横断幕を作成いただき、スタート地点及び富里工業団地付近に掲示をさせていただきました。それぞれの想いを込めての心温まるメッセージをランナーに届けられたことと思っております。作成してくれた皆さん、ありがとうございました。

さて、子どもたちはこれから長い夏休みに入りますが、心配事が少しございます。
それは、この長い休みの中での生活習慣の乱れであります。子どもたちには、課業日同様「早寝・早起き・朝ごはん」を徹底した上で、大いに遊び、そして学習の時間も確保するよう、保護者の皆様も子どもたちにお声をかけていただきたいと思います。
また、もう一つ、子どもたちは夏休みが終わりに近づくと、心が不安定になりがちです。保護者の皆様には子どもたちをしっかりと見守ってほしいと思っております。よろしくお願いいたします。

子どもたちが、この長い休みの中で、さまざまな経験をしてたくさんの想い出を作ってほしいと思っております。そして、夏休み明けに一回り大きく成長した姿で、元気よく登校してくることを願っています。

令和5年7月

富里市教育委員会教育長　吉野光好