新型コロナウイルス感染症拡大により、全国一斉休校から1年余りが経過しましたが、その間、多くの活動の自粛、マスクの着用や手指消毒、また三密対策など「新しい生活様式」として、学校もさまざまな変化がありました。

保護者の皆様におかれましても、感染症拡大防止のために、子どもたちの日々の体調管理や学校における感染症対策に多大なる御協力をいただきましてありがとうございました。心から感謝申し上げます。

学校では、引き続き感染症予防対策を徹底しながら、子どもたちの教育活動を進めてまいりますので、御家庭や地域の御理解と御協力をお願いいたします。

また、本年度から「GIGAスクール構想」による1人1台端末が本市においても小学4年生から中学3年生までに導入されました。

今日においては、個別最適化された学びを提供し、求められる能力を育成するためICTを活用した教育が大変注目されているところであり、1人1台端末をはじめとしたICT機器を活用した教育環境の充実、個に応じた指導の充実により、教育の質の向上を図り、子どもたちの確かな学力の育成を図ることは、大変重要なことであります。

子どもたちが専用端末でそれぞれの習熟度に合わせた問題を解き、理解を進めることは効果が大きく、デジタルならではの教材や機能を活用し、子どもたち個々のつまずきの部分が把握できれば効果的に指導もできるものと考えます。この1人1台端末の配布をより有効的に活用していきたいと考えております。

しかしながら、学校教育が協働的な学び合いの中で行われるという特性を持ち、学校の役割は、つながりを生み出し、助け合う喜びを学ぶ場所であり、オンラインはそのための手段であるに過ぎないとも思っております。

子どもたちが主体的に学べるよう、オンラインツールを文房具のように使いこなしてほしいと願っております。

今後は、小学1年生から3年生にも順次、整備してまいります。

子どもたちは、未来を担う宝であり、将来の人材を育てる教育は重要な施策と考えております。

私たち大人は、子どもたちが社会で自立し、自らを役立て生かしていこうとする態度や能力を育て、明るい未来と有意義な人生を創造できるよう、取り組む使命があります。

また、教育委員会制度の一つとして、「地域住民の意向の反映」があります、地域住民の声を聴き、全ての子どもたちが地域の宝として、等しく教育が受けられる環境づくりも大切だと考えており、「地域とともにある学校」づくりを目指してまいりたいと考えておりますので、御理解・御支援くださいますよう、よろしくお願いいたします。