新型コロナウイルス感染症拡大から、3回目の春を迎えました。

学校では、多くの活動の自粛、マスクの着用や手指消毒、また三密対策など「新しい生活様式」が、子どもたちに定着してきております。保護者の皆様におかれましても、感染症拡大防止のために、子どもたちの日々の体調管理や学校における感染症対応に御協力をいただきまして、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
引き続き、感染症予防対策を徹底しながら、子どもたちの教育活動を進めてまいりますので、御家庭や地域の御理解と御協力をお願いいたします。

さて、いよいよ本市でも全小・中学校で学校運営協議会、いわゆるコミュニティ・スクールが始まります。
学校では、いじめや不登校児童生徒の増加の問題、特別に配慮を要する児童生徒の増加など、さまざまな対応が必要となってきております。また、教員の業務量の増加といった課題もあります。

一方で、地域におきましては、核家族化などの家族形態の変化や価値観、ライフスタイルの多様化などにより、地域における支え合いやつながりが希薄化し、地域活動の停滞や地域の教育力の低下などとも言われております。
このような中で、学校と地域の皆様が相互に連携・協働のもとに学校づくり、また地域づくりを進めながら、一体となって子どもたちの成長を支えていくことが求められております。

この学校運営協議会は、保護者の方も含め地域の方々に、学校運営に参画していただき、一定の権限のもと学校運営の基本方針の承認や学校運営について意見を述べていただくものです。
是非、地域の方々に学校の応援団になっていただき、さまざまな活動において、地域とともに学校運営を進めていけたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

学校と地域がパートナーとなって、学校教育目標やビジョンを共有し、一体となって子どもたちを育む仕組みづくりを目指していきたいと思っており、「地域に　開かれた学校づくり」から、「地域とともにある学校づくり」へと1歩踏み出し、地域総がかりで、子どもたちの豊かな成長へとつながるよう進めてまいりたいと考えておりますので、御理解・御支援くださいますよう、よろしくお願いいたします。

令和4年4月　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　富里市教育委員会教育長　吉野光好