感染拡大を予防するための「新しい生活様式」や、業種ごとに策定される感染拡大予防ガイドライン等が実践され、その取組を広く社会全体に定着させていくことが大変重要となります。
市民の皆様におかれましては、感染拡大の防止と、社会経済活動の維持の両立を目指し、一層の御理解・御協力をお願いいたします。
「新しい生活様式」について
新型コロナウイルスの感染予防のため、一人ひとりが感染防止の基本である、3つの密(密閉、密集、密接)の回避、身体的距離の確保、マスクの着用、こまめな手洗い等、基本的な感染対策を取り入れた「新しい生活様式」を実践することが求められています。
詳しくは、厚生労働省ホームページ「新しい生活様式の実践例」(外部リンク)をご確認ください。
3つの密(密閉・密集・密接)を回避してください
- 集団感染の共通点は、密閉「換気が悪く」、密集「多数の人が集まる空間」、密接「多数の人が接触するおそれが高い場所」が重なる場面です。
- 換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避け、人との間隔はできるだけ2メートル以上空けるようにしてください。
- 屋外であっても、密集・密接には注意が必要です。人混みや近距離での会話、特に大きな声を出すことや歌うこと、激しい呼気や大きな声を伴う運動は避けましょう。
手洗い、咳エチケットを徹底してください
≪手洗い≫
・外出先からの帰宅時、調理の前後、食事前など、こまめに石鹸で手を洗いましょう。
・アルコール手指消毒剤も効果的です。
・洗っていない手で目や鼻、口などを触らないようにしてください。
≪咳エチケット≫
・マスクをつけて、口や鼻を覆いましょう。
・ティッシュやハンカチで、口や鼻を覆いましょう。
・とっさの時は、袖や上着の内側で、口や鼻を覆いましょう。
感染リスクが高まる「5つの場面」と「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」
国においては、感染リスクが高まる場面や感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫などを示し、感染拡大防止を呼び掛けています。ご自身の生活の中に潜んでいないか確認いただき、引き続きの感染予防に努めてください。
詳しくは、内閣官房ホームページ「感染リスクが高まる5つの場面」(外部リンク)をご覧ください。
感染リスクが高まる「5つの場面」
場面1 飲酒を伴う懇親会等
飲酒の影響で気分が高揚すると同時に注意力が低下する。また、聴覚が鈍り、大きな声になりやすい。特に敷居などで区切られている狭い空間に、長時間、大人数が滞在すると、感染リスクが高まる。また、回し飲みや箸などの共用が感染のリスクを高める。
場面2 大人数や長時間におよぶ飲食
長時間におよぶ飲食、接待を伴う飲食、深夜のはしご酒では、短時間の食事に比べて、感染リスクが高まる。大人数、例えば5人以上の飲食では、大声になり飛沫が飛びやすくなるため、感染リスクが高まる。
場面3 マスクなしでの会話
マスクなしに近距離で会話をすることで、飛沫感染やマイクロ飛沫感染での感染リスクが高まる。マスクなしでの感染例としては、昼カラオケなどでの事例が確認されている。 車やバスで移動する際の車中でも注意が必要。
場面4 狭い空間での共同生活
狭い空間での共同生活は、長時間にわたり閉鎖空間が共有されるため、感染リスクが高まる。 寮の部屋やトイレなどの共用部分での感染が疑われる事例が報告されている。
場面5 居場所の切り替わり
仕事での休憩時間に入った時など、居場所が切り替わると、気の緩みや環境の変化により、感染リスクが高まることがある。休憩室、喫煙所、更衣室での感染が疑われる事例が確認されている。
感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫
飲酒をするのであれば、(1)少人数・短時間で、(2)なるべく普段一緒にいる人と、(3)深酒・はしご酒などはひかえ、適度な酒量で。箸やコップは使いまわさず、一人ひとりで。席の配置は斜め向かいに。(正面や真横はなるべく避ける)会話する時はなるべくマスク着用。換気が適切になされているなどの工夫をしている、ガイドラインを遵守したお店で。体調が悪い人は参加しない。
冬場の感染症対策について
マスクの着用、こまめな手指消毒、3つの密の回避など、基本的な感染防止対策の実施とあわせて、以下の点にご留意ください。
寒い環境でも換気の実施
機械換気による常時換気をおこなう。機械換気が設置されていない場合は、室温が下がらない範囲で常時窓開ける。(窓を少し開け、室温は18℃以上を目安に)連続した部屋等を用いた2段階の換気も考えられる。(使用していない部屋の窓を大きく開ける)飲食店等で可能な場合は、CO2センサーを設置し、二酸化炭素濃度をモニターし、適切な換気により1000ppm以下を維持する。
適度な保湿(湿度40%以上を目安)
換気しながら加湿をおこなう。(加湿器の使用や洗濯物の室内干し)こまめな拭き掃除をおこなう。
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の活用について
このアプリは、利用者ご本人の同意を前提に、スマートフォンの近接通信機能(ブルートゥース)を利用して、お互いに分からないようにプライバシーを確保しながら、新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性がある場合に通知を受けることで、感染の可能性をいち早く知ることができます。それにより検査の受診など保健所のサポートを早く受けることや外出自粛など適切な行動を取ることができ、感染拡大防止につながることが期待されます。
このアプリは、利用者が増えることで感染防止の効果が高くなることから、積極的な活用をお願いします。
アプリの概要、インストール方法、利用規約、利用者向けQ&Aなどは、厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」(外部リンク)をご覧ください。
業種ごとの感染拡大予防ガイドラインについて
政府の新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針において、業種ごとに感染拡大予防のためのガイドライン作成が求められたことを受け、各業界団体において作成されたガイドラインが公表されています。内閣官房ホームページにおいて、業種ごとの感染拡大予防ガイドラインの一覧が紹介されています。
事業者の皆様におかれましては、該当する業種のガイドラインをご確認いただき、適切な対応をお願いいたします。
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