とみっこ大学では、日常とは異なる場所において、さまざまな体験活動を通じ、子どもたちの「なぜ、どうして」という知的好奇心を刺激し、感動体験を豊かにすることで、子どもたちの学ぶ意欲を引き出し、生きる力を育むことを目的として実施しています。
今年度は、小学校4年生から6年生の児童37名で、全13回の学習カリキュラムに取り組んでいます。今回は第1回から第8回の活動についてご紹介します。※第6回に予定していました「台風はどうやってできるの?」については、台風13号により延期といたしました。
6月30日(土曜日)に、富里中央公民館にて、とみっこ大学 第2期生37名の入学式が行われ、入学生の呼名後、とみっこ大学の学長でもある富里市教育委員会教育長より、代表児童に名札が渡されました。
また、入学記念講演として、NECネッツエスアイ株式会社の南極くらぶスタッフ、第51次南極越冬隊員である金城様を講師としてお迎えいたしました。金城様からは、南極での生活について、曜日感覚を忘れないため、毎週金曜日はカレーの日としているお話しや南極は空気がきれいなため、マイナス20度の中で息を吐いても白くならない話など、南極にいる生物の映像や、生活の様子をスライドを使って紹介していただきました。また、参加児童は、南極越冬隊の防寒服を試着させてもらったり、約1万年から2万年前の空気を含んだ南極の氷に触れたあと、水を入れると氷がとける時に、空気(気泡)が出てくる音を聞きました。
最後に、金城様から参加児童へ
「夢」を持った方がよい。目標を持って学ぼう。失敗を恐れずにチャレンジしよう。恥ずかしいことはない。失敗しても次にいかそう。思いやりを持とう。元気でたくましくいよう。勉強ができても、頭がよくても、体が丈夫でなければいけない。心と体をたくましくしよう。「とにかくやってみなはれ!」やる前からあきらめてはいけないというメッセージが送られました。
参加した子どもたちの感想(一部を紹介)
・世界の人たちが、南極で活動していることがわかりました。 ・ペンギンの声はかわいく、アザラシの声は、おもしろかった。
・南極のことを理解することができました。南極に行ってみたくなりました。 ・南極の氷に水を入れたら、パチパチと音がして不思議だった。
・南極に暮らすことは、すごく大変だとわかりました。 ・オーロラがきれいだった。 ・もっと南極のことが知りたくなり、北極のことも知りたいです。
南極への興味・関心が高まる記念講演でした。
富里市の特産品である「富里スイカ」のおいしさの秘密」について、富里スイカ農家の榊原さん(大堀地区)に、教えていただきました。
富里市の気候が昼と夜との温度の差(寒暖差)があることや、栽培において、積算温度計を使用していること、また西瓜農家を3つのグループに分け、出荷の時期を決めており、各出荷場で検査員が、スイカの見た目から糖度までを検査し、合格したものしか出荷することができないとのことです。
榊原さんのお宅では、時間をかけて、たい肥づくりも自ら行っているとのことでした。その際に、周辺に迷惑が掛からないように、たい肥の臭いを抑える工夫をされているとのことでした。
子どもたちからは、おいしいスイカの見分け方、スイカの重さ、スイカも虫に食べられるのかなどについての質問がでました。
最後に、富里スイカを試食させていただきました。
おいしい富里スイカの秘密がわかりました!
NPO法人富里のホタルの方に、ホタルが生息する環境やホタルの種類などについて教えていただきました。
子どもたちは、実際にホタルの光を見ることができ、とても感動した様子でした。
ホタルが生息できる環境づくりが大事
旧岩﨑家末廣別邸で、ボランティア団体「末廣倶楽部」の皆さんが講師となって、竹とんぼ、竹製水鉄砲、竹馬、竹笛づくりをしました。
竹工作に入る前には、生涯学習課文化資源活用室の職員から、岩﨑久彌氏や旧岩﨑家末廣別邸について、説明をしていただきました。
子どもたちは、自分の希望する竹工作を選び、それぞれ製作し、できた作品で、早速昔遊びに挑戦していました。
緑あふれる旧岩﨑家末廣別邸での活動
富里中央公民館で活動している陶芸サークル「愛陶会」の皆さんが講師となり、共通作品の「湯飲み」と「創作皿」の2作品を作りました。本陶芸体験は、公開講座として、実施しました。
1日目は、成形、2日目は、高台づくりと陶芸の歴史について学びました。3日目は、素焼きした作品に色を付ける「施釉」、4日目は、作品授与式を行いました。
愛陶会の皆さんに、丁寧に教えていただきました。子どもたちは、できあがった作品を手にして満足した様子でした。
千葉県教育庁教育振興部文化財課の方を講師に迎え、古代装飾品「まが玉ペンダント」を作りました。本「古代装飾品を作ろう」は、公開講座として実施しました。
最初に、「まが玉」とはどういうものかを説明していただき、各自、滑石を削り、紙やすりで磨いて、「まが玉ペンダント」を作りました。全く同じ石はありませんので、世界で一つだけの「まが玉ペンダント」です。
子どもたちは、世界で一つだけのペンダントを首にかけてもらい、とてもうれしそうでした。
「おもしろ科学実験!」では、岩﨑正彦氏に講師を務めていただき、おもしろ科学実験を行いました。
子どもたちは、「空気」を使った実験に驚き、小岩井農場体験発表に真剣に耳を傾けていました。
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電話: (中央公民館) 0476-92-1211 (社会教育班)0476-93-7641 (文化資源活用室) 0476-93-7641 (スポーツ振興室) 0476-92-1597
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