近年、晩婚化、未婚化や共働き世帯の増加、経済・雇用環境の変化などにより、全国的に出生
数は減少傾向となる一方で、医療の発達などによって平均寿命は延びており、全国的に少子高
齢化が進行しています。
また、都市化・情報化の進展、個人の価値観や生活様式の多様化などから、人と人とのつなが
り・絆が弱まり、近隣住民との人間関係が希薄になるなど、お互いの顔が見えにくい状況が広が
っています。
さらに、平成23 年3月11 日には、「東日本大震災」が発生し、地域における支え合い・助け合い
の大切さが再認識されました。
富里市では、平成23 年に平成24年度から28年度の5ヶ年計画とする『富里市地域福祉計画・地
域福祉活動計画』を策定し、市、富里市、社会福祉協議会をはじめとする民間事業者、そして地
域住民の「参加と協働」により、福祉のまちづくりを推進してきました。
今回、計画年度が終了することを受け、支援の必要な一人暮らし高齢者世帯、高齢者などの孤
立死、ひきこもり、子育て家庭の孤立、児童虐待の増加、自殺者の増加、貧困の拡大など多様
化する近年のさまざまな課題に対応し、より一層の福祉のまちづくりを推進するべく、この『第2次
富里市地域福祉計画・地域福祉活動計画』を策定しました。
本計画は、市基本構想における福祉分野の目標「手をつなぎ、みんなで目指す、明るく元気なま
ち」を踏まえ、市民や関係機関、団体、事業所、行政等が協働によりさらに効果的な地域福祉活
動の推進を図るための指針です。平成29年度からの5年間における地域での支え合いづくりをご
紹介します。
第2次富里市地域福祉計画・地域福祉活動計画