小児肺炎球菌感染症
- 肺炎球菌は、多くの子どもの鼻やのどにいる菌ですが、体力や抵抗力が落ちたときなどに、髄膜炎・肺炎などさまざまな感染症を引き起こす病原細菌です。
- ワクチンを接種することで、肺炎球菌による感染症の予防効果があります。
対象者
- 生後2月から生後60月に至るまでの間にある人
- 接種開始の月によって接種回数が異なります。
接種方法
初回接種開始生後2月から7月に至るまでの間にある人
- 接種回数
初回接種3回
追加接種1回
- 接種間隔
初回接種は生後12月至るまでの間に27日以上の間隔をおいて3回接種する。
※初回接種2回目及び3回目は生後24月に至るまでに行ってください。2回目は生後12月までに行い、3回目はそれを超えた場合は接種しないようにしてください。
追加接種は標準的には生後12月以上から15月に至るまでに間で、初回接種終了から60日以上の間隔で1回接種します。
初回接種開始時に生後7月から生後12月に至るまでの間にある人
- 接種回数
初回接種2回
追加接種1回
- 接種間隔
初回接種は生後12月至るまでの間に27日以上の間隔をおいて2回接種する。
※初回接種2回は生後24月に至るまでに行ってください。2回目は生後12月までに行い、それを超えた場合は接種しないようにしてください。
追加接種は生後12月以降に、初回接種終了から60日以上の間隔で1回接種します。
初回接種開始時に生後12月から生後24月に至るまでの間にある人
- 接種回数
初回接種1回
追加接種1回
- 接種間隔
追加接種は初回接種終了後60日以上の間隔をあけて1回接種します。
初回開始時に生後24月から60月に至るまでに人
接種後の注意点
国内臨床試験では、注射部位の症状(発赤(赤み)、腫れ、硬結、痛みなど)、発熱(37.5℃以上)などです。ただし、非常にまれですが、次のような副反応が海外で報告されています。
- ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難・じんましんなど)
- けいれん