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富里市第2次行政改革大綱及び行動計画の策定について(答申)

  • [2020年8月14日]
  • ID:801

平成15年10月14日

富里市長 相川 堅治 様

富里市行政改革懇談会
会長 大野 秀昌


富里市第2次行政改革大綱及び行動計画の策定について(答申)

 本懇談会は、提示された各種の資料に基づき、市の財政状況、行政改革に対する過去の取り組み等について説明を受け、市民の立場から今後の行政改革の推進について議論してきました。
 特に、景気の低迷による税収の伸び悩み、国の構造改革に基づく地方交付税の減、また、県財政の著しい悪化に伴う補助金の減少といった、収入の状況に対し、少子高齢化への対応など、社会福祉に関連した支出が増加しているため、市の財政は、今後、ますます厳しくなるものと予想されます。
 このような中、本格的に行政改革に取り組んでいる市の姿勢については、一定の評価ができるものでありますが、本審議会で慎重に審議し、検討を重ねてきました第2次行制改革大綱(素案)及び行動計画(素案)の内容については基本的に了承することとし、次のとおり答申しますので、新たに策定される行政改革大綱及び行動計画に基づき、更なる行政改革に積極的に取り組むよう強く要請します。
 なお、大綱に基づく行動計画については、本懇談会においてその取組状況を把握するとともに、新たな課題についての対応も含め、今後も引き続き審議いたします。


第1 総括

  1. 行政改革の実施にあたっては、経常収支比率、市債発行額、市税等の徴収率、削減目標額等の数値目標を設定し、かつ進行管理を行うこと。
  2. 社会情勢が大きく変化し、自治体にも大きな変革が求められている中、市民の期待に応えられる新たな行政システムの実現に向けて、市長が強いリーダーシップを発揮し、市民、市議会、市職員が一丸となって行政改革を推進すること。


第2 主要事項

  1. 開かれた行政と協働のまちづくり
    (1) 市政情報を積極的に提供することで、透明性の高い行政運営を行うとともに、市民の意見を市政に取り入れる仕組みを構築し、市民参加型のまちづくりを進めること。
    (2) 市民と行政の協働のまちづくりを推進するため、市民は地域において、それぞれが担う役割を果たしていくように努め、行政はボランティアやNPO法人をはじめとした多様な市民活動を支援していくこと。
    (3) 市民の市政への参画が一層推進されるような環境の整備を図り、市民と行政が一体となり改革に取り組むこと。
  2. 効率的な行政運営の推進
    (1) 職員の専門能力を高める研修や民間企業への派遣研修等の実施により、政策形成能力、職務遂行能力の向上を図るとともに、職員のコスト意識の醸成に努めること。
    (2) 行政事務の効率化、情報の受発信、市民サービスの向上を図るため行政のIT化を推進すること。
    (3) 行政改革を推進する上で、事務事業の費用対効果を分析する基準が必要となってくるため、積極的に行政評価を導入すること。なお、行政評価の導入にあたっては十分に精査の上、富里市に適した効果ある方法で取り組むこと。
    (4) 効率的な行政運営と市民がわかりやすい組織づくりに努めること。
    (5) 市民サービスの向上を図るため、窓口業務の延長や休日の開庁に取り組むこと。
    (6) 給食センターについては、「学校給食は教育の一環」といった面に配慮しつつ、調理業務の民間委託に取り組むこと。
    (7) 行政はサービス業という観点から、市民の立場に立った誠実な対応を徹底するように努めること。
    (8) 能力ある職員の登用を図るとともに、全ての職員の意欲向上を図るため、透明で公正な人事評価システムを構築すること。
  3. 効率的な財政運営の確立
    (1) 厳しい財政状況の中、経費全般について徹底的な見直しを行うとともに、事業の重点化、効率化を図り、より健全な財政運営に努めること。
    (2) 業務委託については、行政が直接行った場合と民間委託した場合のコスト比較を行い、委託経費の節減に努めること。
    (3) 企業誘致を積極的に推進し、財源確保や雇用促進に努めること。
    (4) 施設使用料については、受益者負担の公平性の観点から、適正な利用者負担を考慮し、見直すこと。
    (5) ごみ処理に係る費用の増大が見込まれることから、ごみの減量化、再資源化を推進するとともに、受益者負担の観点からごみ処理費用の有料化を検討すること。
    (6) 補助金の交付については、事業の必要性や効果から見直しを行うこと。
    (7) 全庁的な滞納整理の取り組みや徴収部門の強化を図り、市税等の徴収率向上に努めること。
    (8) 光熱水費などの経常的な経費は、職員一人ひとりが創意と工夫により徹底的な経費の節減を図ること。
富里市行政改革懇談会委員名簿
氏名役職等備考
荒居 美雄有識者(富里市教育委員会) 
岩井 好夫有識者(富里市議会) 
遠藤 勝已有識者(前富里市消防団長) 
大野 秀昌有識者(元富里市職員)会長
寒郡 茂樹有識者(富里市商工会) 
清水 敏子有識者(富里市民生委員児童委員協議会) 
鈴木 勉公募職務代理
本橋 幸子公募 

任期:平成15年4月から平成18年3月(五十音順、敬称略)

富里市行政改革懇談会開催経過
開催日会議内容
平成15年4月16日行政改革の推進体制、市の財政状況、行政改革の取組結果、行政改革大綱、行政改革のスケジュールについて
平成15年6月12日行政改革大綱、行政改革行動計画について
平成15年7月2日行政改革行動計画について
平成15年8月1日決算と財政見通し、行政改革行動計画の個表について
平成15年8月27日行政改革行動計画個表、答申について
平成15年9月24日行政改革大綱、行政改革行動計画、答申について
平成15年10月14日答申

お問い合わせ

富里市役所 (法人番号1000020122335)企画財政部経営戦略課

電話: (企画政策班/公共交通推進班) 0476-93-1118

ファクス: 0476-93-9954

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